関東を中心に展開するスーパーマーケット「ベルク」が、レジ従業員のために専用の椅子を全店舗へ導入したことが話題になっています。
ずっと立ちっぱなしのレジ業務は、足や腰に大きな負担がかかることで知られており、働く人にとっては大きな悩みのひとつでした。
今回の導入では、「体がラクになった」「腰痛が軽減した」といった声が広がり、ネット上でも“いい取り組みだね”という声が多く寄せられています。
私も以前レジのアルバイトをしていて、長時間立ちっぱなしの大変さをよく知っています。だから、こうした取り組みが広がるのは本当に素晴らしいことだと感じました。
🛒ベルク公式アカウントでも店舗の様子が紹介されていました。
✨なぜベルクは“椅子の導入”に踏み切ったのか?
ベルクでは、レジ担当者が長時間同じ姿勢で立ち続けることによる身体的な負担が以前から課題になっていました。
そこで2023年から、一部店舗で試験的に椅子を導入し、従業員の反応や業務への影響を丁寧に検証してきたそうです。
試験導入の結果、「座れることで疲れにくくなった」「痛みが軽減した」という評価が多く、本格導入の決定につながりました。
その結果、2025年10月19日までに全147店舗への設置が完了しています。
🪑長時間座っていても疲れにくい「専用椅子」
導入された椅子は、高さ調整が可能で安定感のあるタイプ。
長時間座ったままでも疲れにくいように選ばれており、レジ台の高さも椅子に合わせて改良されています。
立ち座りの動作もしやすく、従業員にとって使いやすい工夫がされているとのことです。
👀✨従業員の7割以上が「負担軽減」を実感
社内アンケートでは、約70%の従業員が身体の負担が軽減したと回答。
特に改善が大きかったのは、
- 足
- 腰
この2つでした。
また、身体的な疲労だけでなく精神的なストレスも軽減されたという声も多く、約56%が「気持ちの面でも楽になった」と実感しているようです。
疲れすぎて笑顔が出にくい…という悪循環も減り、接客の質にも良い影響が出ているようです。
😊お客さんからの反応も好意的
「店員さんが座っているのってどうなの?」と疑問に感じる人がいるかと思いましたが、実際には好意的な意見が多いようです。
-「座れるようになってよかったね!」
-「働きやすい職場づくりは大事」
-「海外では普通の光景」
など、理解のある声が多数寄せられています。
📌なぜ日本では“座りレジ”が普及しなかったのか?
海外では座ってレジを打つのが一般的ですが、日本では長年「立っているほうが丁寧」という価値観があったと言われています。
しかし、セルフレジや自動化が進み、レジ業務のスタイルそのものが変わってきている今、“立ちっぱなし”にこだわる必要はなくなりつつあります。
ベルクのように、従業員の働きやすさを優先する企業が増えることで、働き方の意識も変わっていきそうです。
🌿働きやすい環境づくりはサービス向上にもつながる
従業員の負担を減らすことは、離職率の低下や人材定着にも効果的です。
結果として、お客さんへのサービスの質も向上し、企業にもメリットが大きい取り組みといえます。
ベルクの今回の決断は、“働く人を大切にする姿勢”が強く表れている取り組みとして、今後さらに注目されそうです。
💡まとめ
ベルクが全店舗に導入した「レジ専用椅子」は、従業員の負担を大きく軽減する非常に画期的な取り組みですね。
身体的な疲れが減り、精神的にも余裕が生まれることで、より良い接客につながるのは間違いありません。
日本では「頑張りすぎること」が美徳のように扱われることもありますが、
不要な負担を減らして快適に働ける環境が広がるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
お客さんの理解も得られていることから、この動きがほかのスーパーや小売店にも広がっていく可能性は十分ありますよね。
働く人も買い物をする人も気持ちよく過ごせる場所が増えていくのは、とっても嬉しいですし、素敵な未来につながっていくと思います。



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